P5STORY

□空を見上げれば4
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僕、神谷優治(かみやゆうじ)
は、2年前の冬に
父、母、姉の
大切な家族を
交通事故で失った。

幸運なことに
僕一人だけ
一緒にいなかった
ため助かったのだ

しかし今思うなら
僕も一緒に
死んだほうがよかったのかもしれない

俺を引き取った
おじさんとおばさんは
保険金目当てで
俺を引き取った。

学校から帰ると
部屋中をあさっている
おじさんとおばさんを
見てしまった。

思い浮かんだのは
中学1年生の時の
恩師、
牧原先生の顔。

俺は、先生に会いに
アメリカに
一人で飛び立った。

アメリカの空港で
迷子になっている
優治は運良く
牧原に出会った。

牧原と一緒にいた
アメリカ人のグレン
と向かった先は
音楽スタジオ。

そこにいたのは
日本でも売れて来た
人気バンド、
SEVEN STARS の
メンバーだった。

そのメンバーの
ベージストは
なんと牧原だったのだ。


この作品を
見る前に前作を
ご覧になると
より一層楽しめます。

空を見上げれば
シリーズ
空を見上げれば
空を見上げれば2
空を見上げれば3






空を見上げれば4








優治は牧原からの
SEVEN STARSの
ボーカルになれという
提案にあいた口が
塞がらなかった。

俺がセッターの
ボーカル?

「ダメだ!
これじゃ新し
すぎるーーー!」


しかし、牧原という
元担任に反抗する
わけもなく
ほぼ強制な形で
優治はセッターの
ボーカルになることが
決定したのだ。

「じゃ、さっそく
明日、所属事務所に
顔出しに行こう。」

「そ、そんな急に…」

「セッターは
ボーカルが辞めたこと
お前も知ってるよな?」

「……はい」

「代わりのボーカル
探してると
時間があくよな?」

「……はい」

「時間があくと
世間はセッターのこと
忘れちまうよな?」

「……はい」

「忘れられない
ためには
どうするのかな?」

「……俺がボーカル?」

「よくできました♪」

牧原の強制力に
お手上げの優治は
翌日、所属事務所に
顔を出しに
行ったのでした。




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