青い風に、この歌を。

□第三章 -再開して、捕らわれて-
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シルバーを途中で見失い、きょろきょろとあたりを見回す二人。

握られていた手は、もう離れている。

エミー「もう…シルバーまですぐどっか行っちゃうんだからっ」

「…あまり、遠くには行ってないと思うんだけど。」


そして辺りを探していると


「っ!(タタッ」

エミー「あっ、ちょっとー!?シエルまでどっか行くつもりー!?」


急にエミーのもとを離れ、走り出したシエル。



(なんか分かんないけど……っ、嫌な予感がする!)




―ドガガシャンッ!

走るにつれ、大きくなっていく音。


音を頼りに走っていけば、さっきの白いハリネズミ、シルバーと


「…っ!ハリネズミさんっ!?」

ソニックがいた。


見れば、シルバーがソニックにとどめを刺そうとしていた。




――本当はシエルを攫いに来たんだろ。イブリース・トリガー!――


「…っ!」


さっき見たはずの悪夢が、シエルの脳裏に蘇る。


「…駄目っ、
 駄目えぇえぇぇぇぇぇっ!」


シルバーとソニックの間に駆け寄る。
ちょうどその時放ったサイコショックがシエルに直撃し、壁に背中を打ち付ける。


「ぅあっ!」

ソニック「シエルっ!」

エリス「シエルっ!!」


悲痛な声でシエルを呼び、駆け寄るエリス。

「…っエリス…、よかった、無事で…」

エリス「シエルが良くないじゃない!背中に、思いっきり…」

「大丈夫。僕、そんな軟じゃないよ…っテテ、」

シルバー「お、おい、シエル…
     何でそいつを庇ったんだ?そいつはこの先の未来のどこかで、世界を滅ぼすんだぞ!?」


「…誰から聞いたのか知らないけど、僕はこのハリネズミさんがそんな事するなんて思わない。
 彼は僕との約束を守ってくれた。どんな形であれ、僕に危険が及ばないようにしてくれた。
 それに……彼を殺すと、あの子が悲しむ。」


彼女の脳裏に、ピンク色のハリネズミが浮かぶ。


シルバー「…っ!それでもっ!」


それでもシルバーは考えを変えない。



―ウィィィン…

「っ!?エリスッ!」

エリス「え?きゃあぁ!」


後ろから迫ってきて居たメカからシエルがエリスを助けようとしたが、
うまく回り込まれて二人ともとらえられてしまった。


ソニック「シエルっ、エリスっ!」

追いかけるソニックに、シルバーは追い打ちをかけるようにサイコショックを放つ。


「っ、ソニックッ!」


そう叫んだ途端、二人を捕らえたメカは急上昇した。








・・・・・・・・・・・・・・


なんか…話つながってなくね?(^p^)←
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