龍神様の夢の跡

□4 花開院という者
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それから数日後の事。

いつも通りかなちゃん、奴良君と共に教室に向かっている時だった。


清「有志は他にもいるよ!」


あーあ………また清継くんがなにかやってるよ………。
気が付かれないようにそーっと…………


清「おや!家長さんと奴良君!それと夕凪さん!丁度良いところに!!」


無理でした←


清「よぉーし!!のってきたぞぉ!
清十字怪奇探偵団!!今日はボクの家に集合だからなーー!!」


そしていきなり変な団体に入れられた!?←



________


んで、ホントに清継くんの家に来ちゃった訳なんだけど。


『うわぁ………なんというか…………』


豪華絢爛。とはまさにこのことだろうか。
部屋がキラキラと輝いてる。


島「すげぇ………ここ、清継くんち?」


清「ふふふ………ボクのプライベート資料室さ」


まず、中学生が自分の資料室を持っている時点で可笑しいのだが←


清「それで…………これが問題の日本人形なんだけどね……」


と出されたのは黒髪の日本人形。


やばい。これガチのやつだよ。絶対呪いとかかかってるやつだよ←


花「ほ……本当に呪いの人形なん……?」


今日隣のクラスに転入してきた花開院さんは人形に疑惑の目を向ける。


清「信憑性は高いと思う。一緒に持ち主の日記が残っているんだ。」


するとどこからか日記を取り出した清継くんはペラペラとめくり始めた。


『(ちょ、ちょっと待って!?これ絶対ヤバイって…………)』


清「2月22日……引っ越しまであと7日。昨日 これを機に祖母からもらった日本人形を捨てることにした……………」


清継くんは淡々と日記の内容を読み上げていく。

あ、待って。これホントに怖い。←
主に清継くんの表情が←


清「すると今日捨てた筈の人形が玄関に置いてあり目から血のような黒っぽい…………」



ガバッ!


突如奴良君が人形に飛びかかり、目を拭いていた。


清「こらぁ!貴重な資料にタックルかますなー!!」


奴「ははっ……ごめん聞いてたらかわいそーで!」


笑顔でそう告げる奴良君。
でも、私は見てしまった。


………奴良君の手汗が半端ないこと←


その後も日記を読んでいく清継くんだが、段々日記を読んでいくごとに人形が変化していってるような気がしてならない。


いや、絶対にしてる。なんかどこぞのビジュアルバンドのボーカルみたいな髪の長さになってる←

あんな髪型で頭降ったらいろんな意味で目をつけられるわ。
あいつ………危険人物だ。とか言われてライブハウス出禁になる未来がハッキリ見えたもん。←


清「………おかしいしまっておいた箱が開いている……」


『!?に、人形がっ!!』


いつの間にか人形は刀を片手に握っており、奴良君目掛けてそれを降り下ろそうとしている所だった。


奴「日記を読むのをやめてぇぇぇえ!!」



その時だった。


何か御札のようなものが人形に貼り付き、その瞬間人形が破裂した。



『な、なっ!?』


あまりの衝撃にただただ見ていることしか出来なかった。


「浮世絵町……やはりおった」


静寂が訪れた部屋に一人の女性の声が響き渡る。



花「陰陽師花開院の名において 妖怪よあなたをこの世から滅死ます!!」




『陰陽師?』


『………彼女は一体…』
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