TOMORROW.
□お隣さん
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テテテテ〜テッテーテッテテー・・・
どこかでなんか勝利した時に流れるファンファーレみたいな音楽が流れている。
「あ、もうこんな時間か。イオ、夕食ッスよ!!」
夕食の音楽だったのか。
今の今までブリッツのルールを一生懸命説明していたティーダ。
正直に言おう。
よくわからん。
いや、ボール投げて入ればポイントってのはわかるよ??
ただ、なんとかシュートとかアタックがどうとか、ティーダの説明擬音語多すぎ。
途中からジェクト選手に対する文句がちょいちょい混じっていた。
ブリッツについては今度調べよう。
「そーだ、あいつら部屋にいるかな・・・?」
「あいつら??」
ティーダのつぶやきに俺が聞き返すと、彼はニコリと笑ってこう言った。
「隣の部屋の2人ッス!!」
・
・
・
ピンポーン・・・
夕食に行く準備・・・と言っても食堂は寮内にあるから準備という準備はないが、電気と戸締りを確認して部屋を出た。
そして隣の部屋のインターホンをティーダが鳴らした。
ちょっとドキドキする。
ティーダの時はなんか、やっと来た!!って感じだったし。
「はいはーいっと、お、ティーダ。」
「おっす!」
出てきたのは金髪というか黄土色というかクリーム色というか・・・そういう感じの色の髪の、とにかくイケメンだった。
「今呼びに行こうと思ってたんだ。・・・ん?誰だ??」
「俺のルームメイトッス!!」
「は?お前1人部屋じゃん。」
「だーかーらー!!この前話しただろ?!・・・もうスコールに聞いてくれッス。」
「ふーん、・・・まあいいや。俺、ヴァンな。よろしく!」
「あ、あぁ。えっと、銀河イオ、だ。よろしくな。」
・・・。
なんか呆気にとられた。