―二次元創作―

□銀天
3ページ/4ページ

『十四郎さーん!!
 山崎さんのお仕事終わりましたー!!!』



「ん?あぁ、山崎にもらったのか。」


『はい、書類をこんもりと…!』


「よかったな。」


『はい!!』



俺はなぜか、仕事が好き。
でも、それが一番自分らしいと思う。

だからこうして、皆さんに仕事をもらいにいってるのです。


「え…?ちょ、ちょっと待ってください!副長っ!
 なんで今のながれで、よかったな。なんですかっ!?」


『にょ・・・?

 なんでです?よかったで、あってますよー。
 大正解です、今世紀最大のはなまるですよ。』

「え・・・・?」

「…こいつ、仕事好きなんだよな…。」

『十四郎さんも好きなくせに…。なんか、棚に上げちゃって…。そういうのは、いけませんよー。』

「まぁな。でも、悠と一緒にするな。」

『ふぇー!?意味不明です!
 仕事好きなの俺と一緒じゃないですか!最悪ですね。』


「理由がちげぇだろぉが。」

『理由なんてものは関係ないんですよ、この場合。
 要は結果・結末・終わりなんです!
 そこまでの過程などはどうだっていんでっす!!』

「関係大有りだっつのっ!
 お前と一緒にされてたまるかぁっ!!」

「・・・・仲いいんですね。悠ちゃんと副長って。」

「あぁ?コルァ。」

「いえ、なんでもありません!!!」

『死んでもないですね、十四郎さんと仲いいなんて。』

「え、でも…。名前で呼ばれてるのって副長だけですよね…?」

『あ、それは…はっきりいうと利用し合ってるからです。』

利用それは・・・・。

俺は己の恋路。十四郎さんはマヨネーズの摂取量増加。

え?てんびんつり合ってないぞって?


いいんです、それで。


「【…なんか、こっから先は踏み込んじゃまずいな・・・。】・・・・・・そうなんですか、ハハ。」



あ、詮索やめた。




『・・・・・あ。夕飯!!!!!

 忘れてました、急いで準備するので失礼します!!!!!!』


「はーい、またね。悠ちゃん!」


『はい!できましたら呼びにきますので!!!!』


「おい、悠。俺は…、」

『マヨですよね、わかってます。普通に。』


「・・・・・ぉぅ。」




わー。なんか…、うん。

本当にマヨオタクですよね。もうどうしようもない。





俺が台所管理人になってから毎日マヨ、マヨ、マヨネーズ!マヨ!!!!


もぅ、…1年も同じこと言われてるんだから、
いい加減わかっちゃいますよ・・・・・。






でも・・・・この管理職がなかったら・・・・。



俺の恋はかなうはずが無いのです。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ