―二次元創作―
□満天
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『うぁー。
すっごいなー・・・。
ウチの城には全く及ばないけどおっきいね、ぴょん吉さん。』
「ま、それなりに広いな。」
「お前らの城はどんだけ広いんだ・・・。」
『「まー、それなりにー。」』
そんな会話をしながらぽつぽつと校舎内を歩き回っているといきなり前方から叫び声がした。
「なんだ、あいつらぁ!?
俺様より目立ったかっこしやがってぇ・・・!!
ぶっ殺してやる!!!!!」
「ブ・・・ブラック☆スター・・・!!
ちょ、ちょっと待って・・・・・!!!!」
水色のとげとげのおちびさんと可愛らしい大和撫子。
とげとげさんはなにやら怒ってる様子です。
『あのぉ、なんかこっちに走って来てるんですが!?
何故に!?はしっ・・・!?
いやいやいや、突進ですよ、あれは突進ですよ!!!!!』
「うおぉぉおおおおおおおっ――!!!!!」
「あぶねぇ!!!馬鹿っ・・・!!!」
ぐぃっとぴょん吉さんの方に抱き寄せられてギリギリ助かった。
『あ・・・ありがと、ぴょん吉さん。』
「ッチ――。」
『うぁー、あいつ舌打ちしやがった。聞きました?ぴょん吉さん。』
「ブラックスター!!!
客人だぞ!?見て解らんか!?
また、怪我人を出すつもりか・・・・!!!」
またって言ったよ、あのとげとげさん何人怪我人出してんの!?
ぐだぐだとキッドの説教が始まる。
「ったくよぉ・・・。馬鹿アリス、平気か?
・・・怪我とかねぇか?」
『え?う、うん。大丈夫です大丈夫です。』
「毎日擦り傷やらは作ってくるが、顔面はアリスとしてAutoだからな。」
『ふむふむ。そうですよね、顔面は勘弁願いたいですね。』
しばらくしてキッドの説教が終わるとぴょん吉さんは俺を放してとげとげさんに言い放った。
「おい、クソちび。
ウチのだーいじなアリスに手ぇ出してんじゃねぇよ。
怪我でもさせてみろ。
俺が瞬殺してやるぜ?」
うおぅ、かっこいいです。利吉さん、かっこいいです。
「だれがクソちびだ!!!
俺様より目立ったかっこしやがって!!!」
うおぅ、何が基準ですか。とげとげさん、何が基準ですか。
「ブ・・・ブラックスター・・・!!
ダメじゃない、この方たちはお客様よ?
そんな言いかたしちゃ、・・・。」
うおぅ、いつもこんなですか。可愛らしい大和撫子さん、いつもこ((ry
『別に、そんなんじゃないですし。
目立つことって不便ですよ、俺たちにしちゃ。
決して楽なものじゃないんです。
もし俺がアリスじゃなかったらこんな格好など絶対にしてません。
俺にそのようなこと言わないでもらいたいものです。
えーっと、ラッキースターさん。』
「ブラック☆スターだっ!!
ラッキースターじゃねぇ!!!
・・・・・。」
「ほら、ブラックスター?ちゃんと謝って?」
・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・その、なんだ。
・・・・・すまなかっ「死ね、クソちび。アリスにむかってなんだその口の利き方と、間は。
もう一度言う、死ねよクソちび。」
あぁーあ、なんかせーっかくいい感じに丸くなろうとしてたのに。
なんかもう発狂してますよ???
『あわわわわ・・・!!!
ごごごっごご、ごごごめんなさぁい!!!
失礼しましたですます!!!!
俺のぴょん吉さんが失礼しましたですぅうう!!!!!!
えーっと、・・・えと、ブラック・・・ラッキーさん!!!』
「ブラック☆スターだぁぁぁあああ!!!
ブラックラッキーじゃねぇえええ!!!!!」
『まぁ、そうカリカリすんなよ、ブラッキー☆』
「誰が上手いこと言えって言ったよ・・・。」
『・・・・・オ・レ♪』
「・・・うっぜぇえ!!こいつなんなんだ!!!!」
『んぁ?俺かぃ???
俺はね、鳥島家と佳時家が誇るシロアリスでっす。
ここよりもずぅーっと広い左右対称の美しき城に住んでいまっす。
簡単に言いますと、アリスという名のお姫様・・・的な?』
「そういうことを聞いてんじゃねぇよ!!!」
「「はい、ストップー。」」
俺たちの子供のような言い合いは2人の人物によってとめられた。
「おいおい、クソちび。黙れよ、コルァ。」
「ブラックスター、加減を知れ。」
「なんで、俺だけだぁああ!!!」
それは俺のぴょん吉さんと勇敢なるキッドであった。((だから、ぴょん吉はお前のじゃねぇよ。
『え、むしろなんでブラッキーだけじゃないの・・・?』
だって、・・・・・・・・・ね?
いや、まぁ。
おれっちなぁんにも悪くないですもんね。
アリスさんはいつだって賢いです。
超成績優秀の賢いちゃんです。
うん、それは嘘です。
調子に乗りました、すみません。
その後、発狂しだしたブラッキーさんを抑えるのに小一時間かかったそうです。
そうさ俺は、・・・・・・
The他人事☆