ぶっく。

□気持ち、叫びたくて。
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高校二年の体育祭。
応援服を着ながら、体育館裏で一人で泣いているあなたを見た………………。




春、桜満開。
ぼくは、高校三年になった。
クラス発表を見て、ぼくの心は躍った。

『宮本高貴』と同じクラスだったからだ。

彼を知ったのは、去年の体育祭の時だった。
その時、彼は連合の団長になっていた。
一生懸命叫んでる彼を見て、目が釘付けになっていた。
結果は最下位。あんなに必死になってやっていたのに、
どうしてこんな結果なんだとぼくは思った。
体育祭が終わって、片付けをしていたら、
彼が、体育館裏で俯き涙を流しているのを見つけた。

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