幸せ色の不幸
□序幕:哀しみの果てに
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何もかもが壊れ崩れ落ちた、私の過去…
神様はなんて残酷なんでしょう。
私から全てを奪い去った…
もう何もかも無くなってしまったわ…
残っているのは、私の中にある悲しみだけ…
そう突きつけられた悲しい現実だけ…
ハハハッ!
悲しいのも、もうなんか解んなくなってきちゃった…。
みんなはいいな…幸せ、そうで…。
それに比べて私は…
でも、すぐにみんな不幸にしてあげる…私の手で……
だって…貴方達だけ、幸せなんてずるいでしょう?
みんな平等でなくていけませんわ。
だから…不幸にしてさしあげる…。
この世界を暗闇に変えてあげる…。