-sigh-


□-sigh-第2話 -理由-
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「ちょっ!!何ですかいきなり!!ぼくは貴方を助けたんですよ!?というかメガネを馬鹿にするなぁ!!!!!!」






そんなことしるか!!







乙女の純情を奪ったダメガネが悪い!!







・・・・あれ?







今「助けた」って言った?








そうだ。


取り乱してる場合じゃない。





とりあえず、落ち着け。






まず、お登婆さんと、新八がいるということは、ここは銀魂の世界ってことで・・・いいのか?








まずは確かめないと・・・





「・・・新八・・・・さん?ここってどこですか?」






なんかダメガネ相手にさん付け敬語は色々ときついな・・・。







「え!?・・あ、ああ、えーっと。ここは、江戸の、歌舞伎町にある、万事屋銀ちゃんの下だよ。」






「おいメガネここはスナックお登婆だ。」






・・・・・やっぱり、ここは紛れもなく、銀魂の世界だ・・・。







「あのー・・・なんで僕の名前しってるんですか?」










・・・・・・あ、そうだった。






なんていおう何て言おう






なんて硫黄。あ、間違った。







やっぱりいきなり異世界の人間ですなんてまだ自分自身も今がどういう現状かわからないのに言えないし・・。









「それはお前が新八っていう顔だからネ。」








・・今の声は!?








新八が口を開く。








「あ、おかえり神r」








「神楽ぁあああ!!!!!って、またやってしまったぁぁぁああ!!!」







何してんの私!!






また私名前言っちゃったよ!?





「なんで私の名前知ってるアルか?」






神楽がくちゃくちゃと食べていた酢コンブをいったん飲み込み、私に聞いた。







やばいってこれもうとりかえしつかねぇよ!!






「それはお前が神楽っつーツラしてるからだ。」







いっいいいまの声は!!







「あーお帰りなさい、ぎ」







「ぎうわぁあああああ!!!!!」







またやらかすところだったよ私今!!




ごまかせたか?





いやここでごまかしてももう遅いよね!?」




「あぁ?誰だこいつ。おいおい、もしかしてお前のコレかぁ?」




そういって銀ちゃんはニヤっと笑って小指を立て新八に言った。







「え!?違いますよ銀さん!!何言ってるんですか!!この人は・・・えーっと。」





全くだ。


誰がダメガネの・・・・ん?







「あの、名前、教えてもらっていいですか?」





あっそうだった!!





「あーえっと、私の名前は梨奈・・・です。二宮梨奈。」







「です、銀さん。僕が、ここから上に上がる階段の下に倒れている二宮さんをここに運んできたんですよ。」






新八は、私を見つけてここに運んだ経緯を簡単に説明した。



へぇ、そうだったんだ。



なんでそんなところに倒れたんだろう・・。





というかなんで私はここにいるんだ?






ここにきてから初めて自分を見た。







椅子を4つぐらいつなげた上に今私がいて、その私の上にタオルがかかっているということは、新八がここに運んでくれて寝かせてくれたということか。
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