「空識君空識君。今夜はこの私のお手製カレーを食べてくれたまえ!!」
「え、えぇええぇ!?双識兄さん今日カレーなの!?」
嫌な思い出がある…
嫌すぎる思い出しかない…
「空識、逃げるっちゃよ」
この世の終わりのような血色の悪い軋識と共に、逃げる準備をする綱吉。
「どうしたんだい?空識君にアス。」
もうすぐ完成だよ?と肩を掴まれる。
「いや、ちょっと忘れ物したかなぁって思ってさ、」
「俺も忘れ物したっちゃよ」
「まぁまぁまぁ。忘れ物は夕食を食べてからでもいいじゃあないか」
素敵な笑顔の双識に、逃げられないことを悟った2人だった。