企画1
□KENDO
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KENDOV〜後編〜
「オーダーにミス??」
「はい・・・。」
「誰だ!!オーダー表作ったやつ!!」
オーダー表にミス・・・。もし気づかなければ、その場で不正になって反則負けだ・・・。
「山崎・・・お前が作ったんじゃないのか??」
「はい・・・でも、確かに順番どおりに作りました。」
「まてよ・・・って!パンフのオーダーも違うじゃねぇか!どうして・・・。」
「あー。それ、俺が変えた。」
「な・・・銀八!?」
「お前!!」
土方は銀八の胸座を掴んだ。
「てめぇ・・・勝手なことすんなよ。」
「変えた理由、その1.沖田の剣道は先鋒むきじゃねぇ・・・。馬鹿正直に強い沖田を先鋒に置いてどーすんだバカ。その2、近藤が部長だからって大将に置くって決め付けるからオーダーのレパートリーが狭まるんだよ。その3、俺のもつやつらの対応能力を見てみたかった。以上!!まぁ、俺がお前らに知らせなかったのが悪いんだけどね。」
銀八がまじめなことを言った。それだけでみんなは驚いた。
「お前・・・」
「まぁ、俺だって昔は部員だった経験あるわけだしね・・・。其れくらいの指導はできるさ。」
「もうすぐ試合です。早く、面をつけてください。」
新しいオーダーはこうだ。
先鋒 山崎 次鋒 沖田 中堅 近藤 副将 土方 大将 高杉
「おい!山崎そろそろ面つけっぞ!!」
「はい!!」
山崎と沖田は面を付けに行った。