銀魂

□KENDOU
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KENDOU






イライライライライライライラ・・・・・・・・・

3−Z、土方はイライラしていた。なぜなら、今の季節は桜舞い散る春。春といえば・・・・剣道の大会の始まりの季節なのでした。

「ぬぁーーーー!!」

「どうしたんでぃ??土方さん。」

「もうすぐ私学大会だろ・・・。メンバーがレギュラーが決まらねぇ!!!」

「なんでですかぃ??部員ならいっぱいいるじゃないですか。」

「はぁ・・・そりゃぁ、いるがよぉ・・・・。戦力っつうか私学大会だぞ!!!私学大会のBEST8っていったら、インターハイ予選のBEST8に入るって言われるくらいレベルの高い試合なんだぞ!!予選でBEST8に入ったら全国予選に行けるんだぞ!!大事なんだぞ!!すごいメンバーでいきてぇじゃねぇか!!」

「んで??一応先鋒が俺、中堅が土方さん、副将が山崎、大将が近藤さんで、次鋒が空いてるってことですか。いいぢゃないですか。次鋒でしょ??あんまり強くなくても、俺と土方さんで一本ずつ最低でもとって大将にまわせば何とかなるでしょ。」

ここでちょっと解説。剣道の団体戦は1チーム5人+補欠2人で行われます。女子の場合は3人戦もありますが、大抵男女とも5人戦です。一人が勝ち抜きで戦う形の試合もあるのですが、(高校の公式戦では竜玉旗だけ。のはず・・・。)普通は、一番手、先鋒は先鋒。三番手、中堅は中堅と試合をします。レギュラーを決めるのは、それぞれの学校の顧問の個性なのですが、暗黙の了解といいますか、大抵の場合は先・中・大に主要メンバーを置き、次鋒または次鋒・副将に新人さんや初心者を置くことが多いんです。(強いチームは次鋒でも、めっちゃ強いから、関係ないんですけどね・・・。)

「私学大会は団体しかないんだぜ!!全力投球したいじゃねぇか!!」

「でも、そろそろオーダー表を提出しないとやばくないですかぃ??」

「そうなんだよ!!ぎりぎりなんだよ!!」

土方は頭を抱えた。はっきり言ってあてがないわけじゃないんだ。ただ・・・頭を下げるのが・・・・。

「しゃーねぇ・・・。頼んでみるか・・・。」

「へ??だれにですかぃ??」

「こっちの話・・・だ。」
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