キリリク
□じめじめ
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じめじめ
「わ・・・・わかんない・・・。」
土方は高校生になって初めてテストという壁にぶち当たった。
普段、土方は成績もトップに近く、まぁまぁがんばってるほうでこんなことはなかった。大会やらなんやらでずーっと忙しくて授業すらまじめに受けていなかった土方は得意分野のほうな化学でさえ分からなくなってしまっていた。
「どぉしよ・・・テストまで後1週間しかねぇよ・・・」
「どぉしたんですかぃ??土方さん??」
「総悟・・・お前・・・テスト勉強は??」
「俺は土方さんと違ってそんなにいっつも点数よくないですからねぃ。いいんでさぁ。」
「のぉぉぉ!!わかんないなんてはじめてだぁぁ!!」
土方は思わず叫んでしまった。