企画1
□光
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「てか、なべ!!食わせろよぅ!!中身はなんなんかなぁ☆って!!高杉??どぉしたんだ??」
「土方・・・。」
「ん??」
「お前・・真選組に・・・・戻りてぇか??」
「何いいだすんだよ・・・。そりゃぁ・・・俺は副長だからな。近藤さん一人でほっとけねぇし。総悟に副長譲るのもなんか癪だしな。戻りたいって言うか戻らなきゃな。俺の居場所だし。」
「そうか・・・。」
高杉はそうつぶやくと土方の前になべを置いた。
「おっ!!何かな〜何かなぁって!!なんだ・・・普通のお粥かょ・・・ちぇっ!!なぁ、マヨねぇ??」
土方の問いに高杉は答えなかった。
「お〜ぃ。たっかすぎくぅ〜ん??」
どんなにしゃべりかけても高杉はこっちを向こうとはしなかった。仕方がないので土方はそのままたべることにした。
「隊服・・・。」
「んぁ??」
この言葉を言ったらもぉ・・・・時間がなくなる・・・。そぅ分かりながらも高杉は口を開いた。
「お前の隊服。そこの棚の中にあっから。」
「おっ。そうか。どこにいったのかと思ってたんだ。それに、この着流し俺んじゃねぇぞ。」
「あっ。あのばばちい着流しなら捨てたぞ。お前のとまったく同じやつなんだから、それで我慢しとけ。」
「ひど!!あれ、気に入ってたのに・・・。」
そうつぶやくと再び土方はお粥を食べ始めた。
『見せれるはずがない・・・お前の着流しは・・・・お前の着流しには・・・』