銀魂
□LIAR
2ページ/5ページ
土方は何も気にせず歩いていった。すると、銀時がいきなり土方の腕をつかんだ。
「いたっ・・・急になにっ!!・・・すんだ??」
土方はまたいつもの悪ふざけをと振り返ると、そこにはいつもと違うまじめなそいつがいた。
「聞いて。俺ね・・・次の仕事で死んじゃうかも・・・。」
「えっ・・・・・なんで・・・・。」
「仕事はプライバシーだから大声ではいえないけどね・・・多串くんには言わなきゃって・・・。」
「そ・・・そぅなんだ。しかたねぇよな・・・仕事なんだし・・・俺らだっていってみりゃぁ、死と隣り合わせなんだし・・・。」
『なんで・・・なんで・・・こんなに、おれ・・・動揺してんだろ・・・・・
バカミタイ・・・・』
「まぁ・・・がんばれよ・・・」
土方は銀時と視線を合わせず、俯いたまま銀時の肩を叩いた。
『俺だって・・・いつ死ぬか分かんないけど・・・やばい・・・銀時の顔みらんねぇ・・・見たらきっと・・・
泣いちゃう・・・・』