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□Pray
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痛いよー苦しいー…

助けて……銀時。

「ごめっ…なさ……」

ガバッと起きた銀時は汗びっしょりだった。
頬には涙の筋ができていた。

夢…あの時の。
誰も守れなかった弱い自分
仲間たちの声は鮮明に覚えているでも何もできなかった自分。

銀時はふとんから腰をあげ、寝ている神楽を起こさないように玄関から外にでた。

夜の街歌舞伎町と言っても万事屋の回りは薄暗かった。
銀時は特に行くとこもなくブラブラ歩いているだけだった。

30分ほど歩いただろうか。いつも昼寝をしている河川敷に着いた銀時は一本の桜の木に寄り掛かった。何か哀しいことがあった時、銀時はいつもこの桜の下に来ていた。この桜の木の下だと不思議と自分をさらけ出せたのだ。

「……っ!」

銀時は静かに泣いた。
こんなにも弱い自分がいやになる


そんな銀時を見つめる影がひとつ

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