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□幽霊
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暗い暗い森の中
小さな灯りが一つ、二つ
「ほっ本当に大丈夫なのかよ?」
「今さら後には引けないでしょーが」
今回の任務は幽霊退治。
なんでも最近、夜になると火の玉が出て、村人たちを驚かすという。
それを恐れて男共は、狩りにも行かないらしい。
そこで、俺たち木の葉の忍が一肌ぬぐということだった。
任務を遂行するために、カカシ班はまず二手に別れた。
サクラたっての希望でサクラ・サスケ組。
そして俺はというと・・・
「カカシ先生が先に行くってばよ!」
・・・ヘタレのナルトだ。
「お前ねぇ、よくそんなんで忍びに「おっ俺はこれから強くなるんだってばよっ!これから!!そしたら幽霊なんてへっちゃらだ!!」
ガササッ
「ひゃぁぁぁああッ!!」
ナルトがカカシにしがみついてきた。
「大丈夫。だたのうさぎだよ」
俺はナルトが安心するように頭を優しく撫でてやった。
少しして頭を上げたナルトの顔は真っ赤だった。
「さっ先を急ぐってばよ!」
まだ動揺しまくっているナルトに続いて、二人はさらに奥へと進んだ。
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