間違えやすいもの

【き】 2件

【利く (きく)】
 
 身体の機能がきちんと働く。
 例「悪臭の所為で鼻が利かない」

 精神の機能や制御がよく働く。
 例「融通の利く性格だ」
 例「応用を利かして考えろ」
 例「彼らは気を利かしてくれたんだよ」

 機械の機能がきちんと働く。
 例「ブレーキを利いて助かった」

 〜することが可能である。
 例「この食べ物は長い間保存が利くから何が起きても安心だ」
 
 利用することが可能である。
 例「学割が利く」
 
 特性が強く現れる。
 例「このレモン、酸味が利いていて美味しいわ」
 
 ※『利』という漢字は「利用」「便利」という語に使われるように「うまくいく、都合がよい」という意味です。なので『利』は、「本来の機能をうまく発揮する」「うまくできる」「都合よく言葉を出す」「うまくいくように話をつける」等といった場合に使われます。
 ※『利』か『効』で迷った時は、『利→機能・可能な事』『効→効果がある事』と覚えれば良いかも知れません。
 ※例えば「ワサビがきく」の場合、ワサビの本来の味が発揮されてつ〜んとする場合は「ワサビが利く」で、ワサビを食べて健康に効き目が有った場合は「ワサビが効く」と使い分けると良いでしょう。
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【効く (きく)】
 
 効果や効能が現れる。
 例「漸く薬が効いてきたな」
 例「ここの温泉は疲労に効くのよ」
 例「宣伝が効いているようだ」
 例「最後のパンチが効いたな」

 特性や機能が強く現れる。
 例「レモンの酸味が効いて、涎が出てきた」

 ※『利』か『効』で迷った時は、『利→機能・可能な事』『効→効果がある事』と覚えれば良いかも知れません。
 ※例えば「ワサビがきく」の場合、ワサビの本来の味が発揮されてつ〜んとする場合は「ワサビが利く」で、ワサビを食べて健康に効き目が有った場合は「ワサビが効く」と使い分けると良いでしょう。
 



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