□輝ける交響曲
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テセアラ。
シルヴァラント。
世界は統合され、一つになった。
本来ならば神子制度も即廃止となるところだが、マーテル教会が問題のため、先延ばしにされるばかりだった。
それから約2年の歳月が過ぎた。
ここは王都メルトキオ。
人口も多く、賑やかな街だ。
しかし、栄えている分、貧困の差も際立って見える。
そんな中、貴族として育ったテセアラの神子、ゼロス・ワイルダー。
世界統合後、彼はメルトキオに戻り、国王に説得され、他の街への派遣仕事を手伝う事になった。
サイバックの研究所の資料探し、危険な場所への護衛、ミズホとの友好条約の仲介役など、正直どれもパッとしない仕事だ。
しかし、任務が終わる度に人から感謝されるのには悪い気はしない。
ロイド達と別れてから、ずっとこの生活を続けている。