D.Gray-man小説
□✛第二話✛
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昼少し前、俺はある人物を探していた。
そいつは女で、名前をルイという。
教団の科学班に所属していて、笑顔で仕事をする…時もある。
この教団の中で人気はナンバーワンだろう。
いつも周りに人が絶えなくて、探索部隊の奴等もルイに話かけている。
現に、やっと見つけた今もルイに話しかけている探索部隊の奴等がいた。
「ルイ」
「あ、神田だ。どうかしたか?」
「メシに誘いに来た」
「神田とは行きたくないなぁ〜…できればアレンとがいい〜」
「チッ・・・」
「はいはいいってやりますよ。さびしがり屋だね神田は」
ルイが嬉しそうに、今まで話していた探索部隊の奴等にも声をかけていた。
何で俺がそいつ等と一緒にメシを食わなきゃいけねーんだ。
ギロリと睨むと、あいつ等は冷や汗を浮かべて去っていった。
お前等がルイを誘おうなんざ、10年早ぇよ。
「神田今お前みんなを睨んだろ?」
「知るか。さっさと行こうぜ」
「はぁ・・・だからお前人気ないんだよアレン〜こいつに解放されたいよ〜」
「今度外に連れて行ってやるから」
「マジで!?じゃ、いいよ許す。」
適当な言い訳をし、ルイを連れていく。
明らかに俺が睨んで去らせたのに、ルイは
「外♪外♪早く行きたいな〜♪」
と楽しそうに言っていた。
…………すこしうざい奴だな
まぁ、その方が好都合がいいか……
いやうざすぎても困るな。
だったら、ルイを振り向かせるには………
色々と頭の中で画策しているうちに、俺達は食堂へ着いた。
「あ〜ぁ。まだあまり人がいないな。せめてアレンかラビいてほしい……」
「うるせぇ」
「わかってんなら誘うなよな〜」
「……………。」
「無視かよ!!」
頬を膨らませて怒るルイも可愛いと思いつつ、俺はジェリーから蕎麦を受け取った。
ルイは洋食セットにしたようだ
最近ルイは洋食が多いな。
トレイを持ち、空いてる席に座った。