+ 桜 +

□罪悪感
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銀髪の侍…

アイツの事を考えると、心臓がキリキリと

痛む。

アッサリと刀を折られ、負けちまった

悔しさ?


いや………悔しくないと言えば嘘になる。

だが、そんな感情とコレは違う。


じゃあ、なんだ?


目を閉じ、痛みが付き纏い始めた日を

反芻する。



―――屋根…か。 

あの時、負わせてしまった傷は、

跡に残ってしまうだろうか。



俺は謝らないままで、アイツは去った。

殺すつもりで挑んだ勝負。

負けた上に謝罪も無しだ。

武士道に悖る、切腹もんじゃねぇか。



あぁ、これだ。

この苦しさは…罪悪感に違いない。


なんだ。


さっさと謝って、この痛みから

開放されよう。

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