遙かなる唄箱

□遙かなる時空の中で2〜花鏡〜
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月光の蜘蛛糸 素肌の海賊船/アクラム(置鮎龍太郎)翡翠(井上和彦)


狂気の月光で 織り成す蜘蛛の巣(すみか)
いとしき獲物よ お前を待つとするか


吐息に帆を張れ 素肌の海賊船
情熱の津波で 今すぐさらいにゆこう


美しきは 永久(とわ)の破滅
腕の中で 息づけ

どちらだ?
めくるめく絶望か?
しなやかな欲望か?
純白(いたいけ)な魂で 選べばいい

どこまで
堕ちたいか?
飛びたいか?
翻弄か?
陶酔か?
瞳(め)を凝らし見る夢こそ 極彩色に


心と言う名の くだらぬものが胸に
氷炎(こおり)の仮面に お前が触れたからだ


吐息の嵐に さすらう海賊船
満ち果て流木に 本望(ねがい)を叶えておくれ


かぐわしきは 永久(とわ)の苦悩
腕の中で 悦べ

似合いだ
束縛の恍惚よ
解き放つ快楽よ
穢れなき魂は 何を望む?

このまま
泣きたいか?
微笑むか?
背徳か?
真実か?
瞳(め)を凝らし見る夢ごと 私のものに


どちらだ?
めくるめく絶望か?
しなやかな欲望か?
純白(いたいけ)な魂で 選べばいい

この手に
花びらの迷宮を
ひとひらの感傷を
極彩の渦の中で あでやかに咲け

 
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