遙かなる唄箱

□遙かなる時空の中で2〜雪月花〜
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嵐翠の鬣で飛べ/源 頼忠(三木眞一郎)、平 勝真(関 智一)


嗚呼 焦燥を燃やせ迸(ほとばし)る 奔馬(ほんま)の情熱で
嗚呼 悔恨を飛越(こ)えろ 直向(ひたむ)きな駿馬(しゅんめ)のあの眼差しで

月毛の如く 真白(きれ)いなお前
誰も貴方を 汚(けが)せはしない

追いかけたくて
ただ守りたくて
疾走(はし)れ 今すぐ

そう 氷塊の心魂(しんこん) 触れるなと 無言で叫んでた
そう 迷宮の樹氷林 終わりなき 束縛の中凍えた

貴方と出逢うまでの真冬(とき)よ
霧氷の闇を さまよっていた

解き放たれて
もう自分らしく
葛藤 蹴散らせ

断崖を飛べ 絶壁を飛べ
心覆(おお)う 鎧など もはや脱ぎ捨て
大空に飛べ 激情の蹄を 響かせながら
いざ 踏み出せ


嗚呼 破邪の剣(けん)かざし 悪しきもの 断ち切る盾となろう
嗚呼 鏑矢を引いて 遠ざける 傷つけるもの許さない

貴方の為に 生きていたい
お前と共に 歩いてゆこう

疾風(かぜ)を切り裂け
雷(らい)を射ち落とせ
希望(ひかり) 導け

運命を飛べ 真実に飛べ
胸を叩く 鬨(とき)の声 熱き鼓動よ
永遠に飛べ 嵐翠の鬣 靡(なび)かせながら
いざ 舞い上がれ


運命を飛べ 永遠に飛べ
浚(さら)いの風 羽ばたけば 氷雪(ゆき)の翼よ
天馬(てんば)となろう 嵐翠の鬣 靡(なび)かせながら
愛 抱き締める

 
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