遙かなる唄箱

□遙かなる時空の中で3〜紅の月〜
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光と闇の半夏生はんげしょうは/平 敦盛(保志総一朗)


手をかざして さえぎるのは
呪いの召集(こえ)? 嘆きの旋律(うた)?
いいえちがう 黄金色の
黄昏の まぶしさよ

胸の中に 木霊した
哀しい音色は 途絶え
美しすぎる その微笑みが 広がる…

光と闇の半夏生 季節は変わり
色づく世界 戻してくれたあなた
忘れていたと それさえ 忘れていた心
いつか 消えようとも
今は ここに在ろう


うつむいてた 記憶を捨て
見上げるのは 空の彼方
あなたならば たどり着ける
幸福と いう場所よ

理から 外れてた
意味さえ持たない 存在
あなたの為に 何が出来るか 教えて…

光と闇の半夏生 私を変えて
息づく世界 帰してくれたあなた
穢れていたと それさえ 認められる心
いつか 朽ちようとも
今は ここに在ろう


…蘇ろうと この身を 呪うばかりで
 すべてを閉ざし うずくまってた私
 許されていた あなたが 私を許してた
 だから 微笑みましょう…

光と闇の半夏生 季節は変わり
色づく世界 戻してくれたあなた
幼い頃と 変わらず 時が巡るのなら
共に 歩き出そう
いつも そばに在ろう

 
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