遙かなる唄箱

□遙かなる時空の中で3〜紅の月〜
12ページ/12ページ

 
月夜に、音色の想慕文おもいぶみ平 敦盛(保志総一朗)、平 経正(花輪英司)


笛を吹きましょう どうか届きますように
もしも同じ月を 兄上も見ていたら…


琵琶を弾けば 胸に浮かぶ お前の面影
今は何処で 見てるだろう 輝く月夜を



音色は 心の文(ふみ)
風にあずけ 奏でましょう
瞳を閉じたなら そばにいるよう
響きあう 想慕文


月に寄り添う 雲にも似た優しさを
闇の世界にまで 引き込んで裏切った


月を包む 暈(かさ)の如く お前が大切
ずっとここで想ってる 信じているから


伝えて…遠い月よ 心配などしないでと
守っていて欲しい…月の光よ 弟の行く道を

音色は ふたりの文
風に乗せて 伝えましょう
離れているけれど そばにいるよう
通いあう 想慕文


遙かな幼き日々 夕陽にさえ 怯えてた
遙かな遠き日々 うつむくお前 手を引いた帰り道


音色は 心の文
風にあずけ 奏でましょう
瞳を閉じたなら そばにいるよう
響きあう 想慕文

夜空を見上げて そっとつぶやく
兄弟で 良かったと…

 
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ