第2巻ユ

□第47話 大活躍a
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今日もいつもと変わらない朝が訪れる。

「エバンスさん、起きてください。」

もちろんマリーの声は耳に届いているがもう少し寝ていたい。

「仕方ないですね。」

ズドンaaa

「どっひゃ〜〜。手加減をしろと言っているだろう。」

私はギリギリのところでかわしたがベッドは真っ二つだ。

「さ、食事にしましょう。早くしないと冷めてしまいますよ。」

性格がセフィリアに似てきたのではないか`
そう思いながら私とマリーは食卓へ向かう。

「そういえばフローラってtomoさんのことを知っていたのにどうしてジャポネのことは知らなかったのだ`」

「別にtomoとはジャポネで知り合った訳ではないですし出身国まで覚えていませんよ。」

フローラは紅茶を飲みながら冷静に答える。
セフィリアはtomoさんの話をすると不機嫌になる。まだ根に持っているようだ。

「そう言えばG ATTUINさんがセフィリアのことをタイプだと言っていたぞ。胸も大きければいいってものではないとも言っていたぞ。」

セフィリアは一気に機嫌を直す。

「そうよ、大きければいいってものじゃないわよ。解る人には解るのよ。」

さて、セフィリアの機嫌も直ったことだ。調査に向かおう。


私は火山に向かう。最初に来た時はクーラードリンクも持たずに無謀な事をしていたと思いながら火山を進んでいく。

「そういえば謎のハンターに最初に助けられたのも火山だったな。」

私は調査のついでに謎のハンターの形跡も探してみる。

「まあ、簡単に見つかるならとっくに見つかっているだろう。」

私は諦めて村に戻る。・・・・・・
何やら村が騒がしい。

「セフィリア、何の騒ぎだ`」

騒ぎの近くで見ていたセフィリアに尋ねる。

「怪しい3人組が何か騒いでいるのよ。」

「おらおら、ハンター様が来てやったぜ。たっぷりともてなしやがれ。」

「兄貴、この村は鉱産物がいっぱいですぜ。謝礼としてもらっていきましょう。」

どうやら、たかりのようだ。ハンターのかざかみにもおけない奴らだ。ああいうやつにハンターを名乗って欲しくはないな。

「馬鹿ハンター、あんなやつら大剣で斬ってしまいなさい。」

それはやり過ぎだろう。

「私の大剣はあんな腐った奴らを斬る為のものではない。」

「だったら素手で追い返しなさいよ。」

3人相手は厳しいな。

「どうしたんですか`何の騒ぎですか`」

マリーが騒ぎに気付いて見に来たらしい。
私はマリーに説明する。
するとマリーは3人組に向かって歩きだした。

「あの〜、すみません。・・・・・ここはあなたたちが来るような所ではありません。」

そう言うとマリーは拳を握りしめて子分の一人の顔面目掛けてパンチをくりだす。
ズドーンaaa
それは私に出したパンチより早く重いパンチだった。どうやら私には手加減をしていたようだ。

「何をしやがる。」

もう一人の子分がマリーに襲い掛かる。
しかしマリーはカウンターで子分の顔面にパンチを入れる。
ズドーーンaaa
カウンターで威力が倍増したようだ。

「どうしますか`まだここにいますか`」

親分は怒ってハンマーを取り出す。そしてマリーに向かってハンマーを振り下ろす。
私はマリーの前に立ち大剣でハンマーを受け止める。

「本当に腐った男だ。こんな奴を斬ったら私の愛剣が腐ってしまう。
マリー、手加減は一切しなくていい。おもいっきり殴れ。」

「はい。わかりました。」

ドカーンaaaa

パンチで爆発音がするとは・・・・。
マリーは絶対怒らせてはいけない・・・・。

「ところでマリーはどうしてそんなに強いのだ`」

「はい。私の2人の兄が格闘技をしていまして私も鍛えられましたから。」

「それならハンターにもなれるのではないか`」

「格闘技に武器は使いませんよ。私も武器は使えませんし。」

それはそうだな。
私達は村人の拍手を浴びながら家へと戻る。

・・・・つづく。

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