第2巻ユ
□第38話 特攻aaa
1ページ/1ページ
ようやく私の足も完治し調査にも行けるようになった。しかし一週間もサボると行くのがだるい。
「馬鹿ハンター、今日から調査に行くんでしょ`聞いてるの`」
私は寝たフリをしてごまかす。
「ふ〜ん、寝ているのね。それじゃあ、目覚めの一撃を食らわそうかしら。」
「いや〜、よく寝た。おっ、セフィリアおはよう。良い朝だな。」
「おはよう、良い朝ね〜。」
セフィリアは残念そうに言う。完治したばかりの病み上がりの人間をまた怪我人にする気かヤヤヤ
「調査に行くんでしょ`早く朝食を食べなさい。」
私とセフィリアは食卓へと向かう。
コンコンコンaa
ドアをノックする音だ。
「おい、誰かおらんのか`」
聞き慣れない言葉だ。
私はドアを開ける。そこには筋肉質の男が立っている。
「すいません、お金には困っていません。それに法外な利子を取るんでしょ`」
「誰が闇金やねんaあんたがこの家の主か`村長に言うたらここに行けって言われたけど。」
「あ、はい。エバンスといいます。あの、あなたは`」
「俺は999って言うてあんたと一緒でハンターや、っていうか背中のランスみてハンターって気付けやヤヤ」
私のツッコミよりはるかに迫力のあるツッコミだ。ん`ハンター`
「あ、ちょっと待って下さい。朝食を済ませ次第すぐに出発しますので。」
「おお、メシか。俺もまだ食ってないねん。あ〜、ハラへったな〜。」
「よかったら、どうぞ食べていってください。」
「さよか、すまんな。じゃあもらうわ。」
私達は朝食を済ませ密林へと向かう。
「999さん、どうしてこの村に来たのですか`やっぱりハンター募集を見たのですか`」
「募集`なんやそれ`たまたま通りかかっただけや。」
「それならこの村に住みませんか`ハンターって私一人なんですよ。」
「別に構わんで。そのかわり酒は毎日飲ませろよ。」
「それはもちろんOKです。」
ようやく私以外のハンターが見つかった。私も楽が出来るな。
ん`あれはババコンガ。
「999さん、ババコンガですよ。まだ気付かれていませんから奇襲しましょう・・・・・・って、あれ`いない。」
999さんはすでにババコンガに突撃していた。
「え〜〜〜〜〜```」
そして私があっけにとられている間にかなりのダメージを与える。
そしてババコンガの放屁を喰らい私の前に帰ってくる。
「手伝えや。」
そういって彼はまた突撃する。今度は私も加勢する。
そして、あっさり討伐完了。
「やっぱり二人だと早いですね`」
「ほとんど俺がやってたやんけ。さあ、帰って酒飲むぞ。」
私達は密林を出て村に戻る。
「999さん、私の家はこっちですよ。999さんの家はまだないですから今日は私の家で寝てください。」
「酒飲むって言うたやろ。酒って言うたら酒場やんけ。先に帰ってて。」
私は999さんを置いて家に帰る。
「あら、あの人はどうしたの`まさか・・・・」
私はセフィリアに説明する。ここに住んでくれることやハンターとしての腕のことも。
「馬鹿ハンターも楽になるから良かったじゃない。腕も良いみたいだし。」
「しかし、あの言葉どこかで聞いたような・・・・・・
あっaaaaa思い出したぞ。tomoさんと同じだ。」
「それなら島国のこともわかるんじゃないかしら`」
「そうだな。明日999さんに聞いてみよう。」
・・・・・翌朝。
「999さん`・・・・・あれ`いない。どこに行ったのだろう`」
そこには一枚の紙切れが
「ん`この村はビールがないから無理や。じゃあな。」
な、な、な、なんじゃそりゃ〜〜〜〜〜〜〜aaaaa
・・・・・つづく。