ひぐらし
□しあわせのあしおと
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「詩音、なんかへんなとこない？」
「大丈夫ですよ、お姉。
そんなに気にしなくても。」
「でも…」
「はいはい、お姉は圭ちゃんが大学卒業して雛見沢に帰ってくるから気合い入ってるんですよねー。」
「そんなこと…」
「さぁお姉、待ち合わせに遅れるから行きますよー。」
「え、もうそんな時間なの！？」
「お姉、そのかっこで平気ですから。はやく行きますよ。」
「ちょ、待ってよ詩音ー！」
「あ、魅ぃちゃん遅いよ！」
「すいません、レナさん。
お姉が遅くて…」
「だ、だって…」
「お姉、もう電車きちゃいましたけど。」
「えﾞ？！」
「はやく行って！
圭一くんをはじめに迎えるのは魅ぃちゃんじゃなきゃ!!」
「…うん！」
魅音にしあわせが
届くまで、
あと少し―
fin
.