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□ユメ Lside
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「リン!」
反射的に飛び起きる。
そして真っ先に確認するのは愛しい彼女。
「いる、よかった…。」
ユメを見た。
俺とリンが離れ離れになるユメ。
俺はリンを守るためリンのフリをして殺される。
リンは王女で俺は召使だったから。まぁ逆の立場でも俺はリンを助けただろうけど。

「リン…。」
こんなに小さな声じゃ彼女は起きるはずがない。
愛しい彼女はまだ夢の中。さぁ俺も寝なきゃ、と思いベッドに潜り込む。
しかし、
「寝れない…。」
あんなユメを見てしまった所為だろうか。どうしてもあのユメが気になる。妙にリアルなユメだったから。
もう一度彼女を見ながら額にキスを落とし、また横になる。
そして彼女を抱き締め、さっきのユメは全世とかいうものなんだろうか、など考えながらレンは瞳を閉じた。












fin








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