ホラー小説

□第一章 「いたずら電話」
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「お母さん!!お弁当どこ!!」



母「台所にあるでしょ!」



朝、一人の少女 綾川 麗奈と麗奈の母親の声が響く





<<こちら現場です!!今日午前3時21分に殺人事件があったここカナズミ公園に来ています。>>




母「…ここ…あんたのよく通る通りじゃない!?」





「…うん…」




母とテレビの声を聞き何かを隠すように頷く麗奈。






母「あんたも気をつけなさいよ?最近はヤケに物騒なんだから…」




「分かってるよ!じゃあ行ってきまーす!!」



ーばたん





母「全く…落ち着きが無いんだから…」




ハァと、ため息をこぼし食器の後片付けをする母親




これが本当の恐怖への入り口になっているというのに…







 

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