遙かなる時空の中で
□もしも…
1ページ/1ページ
「白龍は結婚するならどんな人がいい?」
突然の望美の質問。
「私は、もちろん神子がいい。あなた以外は考えられないよ。」
白龍の答えに赤面する望美。
「白龍、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ。」
望美はかなり照れていた。
そんな二人の雰囲気に周りにいた八葉たちは固まっている。
「神子は?どんな人がいいの?」
今度は同じ質問を白龍がしてきた。
これには周りで固まっていた八葉たちも興味津々である。
「私?うーん、そうだなー優しくて、いつも私を想ってくれてる人かな。」
望美の言葉では、誰と特定は出来ないため周りの八葉たちは自分ではと思う者もいた。
「神子のことを好きじゃない人なんていないよ。」
白龍の言葉に激しく心の中で同意をする八葉たち
「ありがとう白龍。でも、そう思っているのは白龍だけかもしれないよ。」
白龍の言葉が嬉しかったのか望美は嬉しそうに笑っていた。
「神子を好きにならないなんて考えられないよ。私の神子が世界で1番だよ」
白龍の台詞に周りは苦笑いを浮かべていた。
「白龍ありがとう。私も白龍が大好きだよ。」
八葉は固まっている。
白龍が小さければ可愛いなーぐらいで許せたが、今は自分達とかわらない
神子に好意をもっている八葉達は白龍を羨ましく見ている。
でも、たぶん同じことを自分達がしても神子は答えないだろう。
「白龍は私の理想通りだよね。白龍となら結婚してもいいかなー。」
周りなんて見えていない二人にしばらく八葉は困らされるのだった。
End