傷を癒す三人
□リスト
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三代目火影が数日前に大蛇丸が計画した木の葉崩しの際に命を落としてから、数日が経とうとしていた。
―綱手を探しだし、五代目火影にするのじゃ。これが、ワシの最後の命令じゃ。分かったな―
今は亡き、三代目火影が遺言として、ある暗部達に言った言葉である。
暗部とは、暗殺戦術特殊部隊の略である。
ある暗部達とは、暗部を指揮する総隊長と総副隊長クラスの火影直轄、零番隊達のことである。
この者達は木の葉の三人衆とも言われている。
「先生。綱手姫を探さないといけないんです」と暗部の服を着た黄色い髪をした少年は、額当てらしきものに“油”と書かれていて、顔には、隈取りが書かれている。
そう、その人は伝説の三忍が一人、自来也に言ったのである。
「なんじゃ、蒼炎か」と答える自来也。
暗部の服を着た黄色い髪をした少年は、蒼炎と呼ばれている。
蒼炎は、暗部を指揮する総隊長であり、零番隊隊長を務めている。難易度が高い暗号文は瞬時に解読する。そんな人である。