傷を癒す三人

□上忍試験
3ページ/16ページ

火影室・・・

「暗部零番隊隊長及び総隊長・蒼炎。只今参りました」と暗部は右膝を付けて、左手を床に付けて、頭を下げた。

それは、火影への忠誠心を表わしたものだった。

「ナルト。そんな堅苦しいことはやめてくれないか?それにお前は四代目火影の息子ではないか」と綱手は言う。

「今は暗部で来ていますので。それから、四代目の話はしないで下さい」とナルトは言った。

「そうだったな。すまないね。それに黒炎と紅炎はいるかい?」と綱手はいつも来ている2人を呼んだ。

2人は綱手に言われて入ってきた。

「お前達に話がある」と切り出す綱手。
「中忍だった名家と旧家は皆、上忍になった。三代目の遺言通りに実行せよ」と綱手は3人に命令を下した。

「御意」と3人はハモった。

三代目の遺言通りに3人は中忍のままだった。しかし、名家・旧家が上忍になったら、上忍になるということは、護衛の任意から外れてもいいと云う意味だった。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ