傷を癒す三人
□闇から光へ
2ﾍﾟｰｼﾞ/13ﾍﾟｰｼﾞ
彼らの秘密とは…
火影室
三代目が彼らの帰りを待っていた。三代目にとって、三人は孫のように可愛がっていた。
「あの三人なら、大丈夫じゃろう」と呟いていた。
「三代目は何を一人で言っているんだ？」と黒炎が入ってきて言った。
よりによって窓からである。
「黒炎。そんなこと言わないの」と宥める蒼炎。
「蒼炎兄さんの言う通りだよ。黒炎兄さん」と同意する女性の暗部。
蒼炎はお面を外した。
それを見ていた黒炎達もお面を外す。
「任務、終了しました」と片膝をついて頭を下げる。
二人も同じようにする。
「ご苦労じゃった。ナルト。サスケ。サクラ」と下忍の名前を言った。
まさか、下忍で暗部のトップは有り得ないと思っていると思いますがこれが事実である。
彼らはどうして暗部になったのかは、◇傷を負った三人◇に書いてあります。
「三代目様。今は暗部の名前で呼んでください」とナルトは丁寧に話す。
「そうですよ。三代目様」と同意するサクラ。
「そうだぞ。三代目」と同意するサスケ。
「そうじゃったな。蒼炎。紅炎。黒炎」と優しく言う三代目。
「今日の任務はこれだけでしたよね？」と聞くサクラ。
「そうじゃよ。では、明日の朝もよろしく頼むぞ。では、散」と三代目は言った。
三人は下忍らしからぬ速さで火影室から退出したのである。
「あの三人に光を与えてあげたいのじゃがの」と三人が出ていった方を見ながら言う三代目。