傷を癒す三人
□闇から光へ
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ここはとある森の中…
キンキンと鈍い音が聞こえてきた。
「一々と任務を増やしやがって」と怒る暗部。
「そんなこと言わないでよう。黒炎兄さん」と話す女性の暗部。
「僕だって、イライラしているんだから、我慢してよね。黒炎」と丁寧に話す暗部。
「総隊長は優しすぎるんです」と答える黒炎。
そう。彼らは任務遂行のために暗殺しているのである。
彼らが所属しているのは、暗部でもトップクラスである。火影直轄の零番隊を知らない者はいないと言うほどである。
彼らが出てくることはまずないが…任務達成率100%だということは確かである。
彼らが任務をこなすのは特SやSSSという高度な任務である。
それをたった5〜6歳ぐらいの時からしているのである。
そして、彼らにはもっと重大なことがある。
「さてと、任務も終わったことだし、二人とも帰ろう」と優しく言う総隊長。
総隊長は冷酷非道であると言われているが、この二人を信頼しているので優しくなるのである。
「はーい。蒼炎兄さん」と明るく返事をする女性の暗部。
「分かったよ。蒼炎」と拗ねたように答える黒炎。