傷を癒す三人

□上忍試験
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―お前達の同期が上忍になるまで、中忍のままでいて貰いたい。これがワシの最後の命令じゃ―

―その時まで、僕達は中忍のままということですか?三代目様―

あの約束を交わせて早10年は過ぎようとしていた。

この時まで、僕達は中忍のままであった。

「だから、なんで、あんなペーパーテストがあるんだってばよ」と喚くナルト。

いつものことながら、うるさくてしょうがない。

「しょうがないでしょ?ナルト」とサクラは言った。

「俺達まで道連れなんだぞ。しっかりしてくれ!ウスラトンカチ」とサスケはイライラしていた。

第七班は中忍にはなれたが、なかなか上忍になれないでいた。
それはナルトが足を引っ張っていたからである。

それはなぜかと言うと、上忍試験に合格するためには2段階ある。
1段階目はペーパーテスト。
2段階目は実技試験である。

だが、そうではない。
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