ほのぼの恋物語
□その名を呼ぶ声
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『星の姫』
彼にその名を呼ばれると嬉しくなる。
初めて、その名を呼んでくれたのは、いつ頃からだろうか?
『笛吹きの君』
愛しい姫が俺の事をそう呼んでくれた。
名前は呪であるとは、よく言ったものだ。
あぁ、君の声が聞きたい。
そう思いながら、懐に仕舞った笛に触れる。
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