淡い恋物語
□第四章
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―あの告白から、9年後―
未夢は男性が噂をするようになるほど美しく育っていた。
彷徨は女性が見惚れるほどの美男子になっていた。
彼らは毎日、会っていた。
「職場では、お前の噂で持ち切りだったよ」と話しながら、イライラしていた。
彼は嫉妬深かった。
「彷徨?私は彷徨だけしか愛せないよ。それに、彷徨だってそうじゃない」と言う未夢。
そんな未夢に彷徨は抱き締めるのであった。
「まぁな。星の姫は皆の憧れの女性だし、それに俺はお前だけしか、愛せない」とさらりと答える彷徨。