淡い恋物語

□第二章
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―あれは十数年前―

「かわいい、かわいい未夢」と未夢をあやす母親。

その時、縁側を速歩きできた一人女性が御簾に入ってきた。

「未来ちゃん。生まれたんだって?」と焦って言う女性。

「落ち着いてよ。瞳ちゃん。それに走ったら駄目じゃない」と注意する未来。

「だって気になるじゃない」と焦ってきた理由を言う瞳。

彼女達は友人同士である。

部屋には笑い声が絶えなかった。
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