過去

□NARUTO
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*幼き頃*(サクラ編)

私は、ずっと1人ぼっちだと思った。
だって、私は両親に虐待されていたから。
でも、2人の兄さんに会い、私は変わった。
今は、1人ぼっちでは、ない。

2人の兄さんに会ったのは、夜、人が通らないような奥深い森の中。
私は帰るより、外にいた方が、生き心地を感じることができたから。

「どうして、ココにいるの?」と私と同じぐらいの男子が現れて、言った。

私は、気配が感じられなくて、いきなり現れた男子にビックリした。

「夜遅くに、家は何処だ?送るぞ」と同じぐらいの男子がもう1人、現れて聞いてきた。

「帰りたくない!家に帰ったら、叩かれる」と私は訴えると、
「なら、僕達の家に来る?」と優しく聞いてきた。

「蒼炎!いいのか?」
「えぇ、僕達と同じ立場の子は、ほっとけないでしょう?」
「ウッ、ほっとけない」と2人は言い争っていたけど、終わったみたい。

「そういえば、名前、聞いてなかったね?僕は、うずまき ナルト」と私に優しく言ってくれるナルト。
「それで、こっちは・・・」「うちは サスケだ」とナルトの言葉を遮って、ぶっきらぼうにサスケは言った。

私は名前がない。どうしたら、いいのだろうか?

「私、名前がないの」と素直に言ってみた。

すると、2人は驚いた顔をした。

「じゃあ、僕達が付けてもいい?」とナルトは聞いた。
「名前がなかったら、呼びにくいからな」とサスケは言った。
「うん。2人になら、付けられても、怖くない」と私は言った。

「名字は、春に会ったから、春野」
「名前は、サクラ色の髪だから、サクラ」と2人に名付けて貰った。

今日から、私は春野 サクラと言える。

嬉しくて、
「ナルト兄さん。サスケ兄さん」と言って、私は2人に抱きついた。

2人は、ビックリしていたけど、気にしなかった。
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