Novel

□バカップルな二人
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皆さんはバカップルは見たことありますか?


くふふ。僕は見たことないですけど・・・

僕らみたいなのがバカップルっていうんでしょうかねぇ・・・?



―バカップルな二人―




「骸。」


誰もいない部屋に響く僕を呼ぶ声。


「なんですかー?」


その声に反応する。


「あのさ・・・外、行かない?」



「何故外に?」


「なんとなく。」



こういうところが可愛いんですけどね・・・


そういえば紹介が遅れましたね。
僕と喋っている相手は雲雀恭弥。

僕の愛しい愛しい恋人。
1ヶ月ほど前に付き合い始めたばかり。



「じゃぁ行きましょうか?」


「うん。」


そんな無愛想な返事をするも
恭弥君の顔は赤かった。




         
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