Novel
□バカップルな二人
1ページ/2ページ
皆さんはバカップルは見たことありますか?
くふふ。僕は見たことないですけど・・・
僕らみたいなのがバカップルっていうんでしょうかねぇ・・・?
―バカップルな二人―
「骸。」
誰もいない部屋に響く僕を呼ぶ声。
「なんですかー?」
その声に反応する。
「あのさ・・・外、行かない?」
「何故外に?」
「なんとなく。」
こういうところが可愛いんですけどね・・・
そういえば紹介が遅れましたね。
僕と喋っている相手は雲雀恭弥。
僕の愛しい愛しい恋人。
1ヶ月ほど前に付き合い始めたばかり。
「じゃぁ行きましょうか?」
「うん。」
そんな無愛想な返事をするも
恭弥君の顔は赤かった。