Present

□ポッキーは凶器と化す
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「綱吉君は僕のものです!」
「何言ってんの!?綱吉は僕のだから!」
「2人とも止めてぇぇぇぇ!!!!」

どーも沢田綱吉です。
えっ?今なにが起きてるかって?それはね…



〜回想〜

『綱吉君遊びましょ♪』
『わっ骸!?どうしていきなり!』
『君は僕の恋人なんですからいきなり来てもいいでしょう?』
『はい??』
『ふざけたことなかすなこのパイナップル!』
『雲雀さんいつのまにーーっ!?』


〜回想終了〜

それで今に至るわけ。
回想の意味あまりないけど気にしない。
今、気にするべきなのはトンファーと三叉槍を用いオレの部屋で乱闘を起こしている2人だ!

「お願い止めて!部屋が壊れる!!」
「ごめんね。こいつとだけは決着つけないと!」
「はっ!どうせ君が負けるんですから諦めたらどうですか!?」

鳴り響く金属音。
確実に破壊されていくオレの部屋の物。
誰かこいつらを止めてっ!


バァンッ!


「「「!?」」」

勢いよく部屋のドアが開かれる。そこに立っていたのはオレの家庭教師、リボーンだった。
リボーンの登場により乱闘はピタッと止まる。
リボーンは部屋を見渡し溜め息をついて言った。

「ずいぶんと荒らしたじゃねーか。お前らは場所を考えられないのか?」
「街でやったらアレじゃない」
「ここで遭遇しちゃいましたし」

しれっとして言う2人にリボーンはムカついたのか、ごそごそとカバンをあさりだした。
まさか2人をやっつける武器を…!?

「争うなら平和的にやれよ」
そう言ってリボーンはオレに何かを投げた。
慌てて掴んだソレは…

「…ポッキー?」
「あぁ」
ポッキーで一体何を…

「決着はポッキーゲームでつけろ」
「!?」
「はい!?」
「な゛っ!!!」

ポッキーゲームって1本のポッキーを2人が両端から食べるアレだよね!?
それをこの2人がやるの!!?

「ねぇふざけてんの?どうしてポッキーゲームなのさ」
「こんな男となんてやりたくないですよ!」
「愛があれば何でもできるはずだ。勝った方にはオレが公認してツナを恋人にできるぞ」
「勝手なこと言うなよリボーン!」

どうしてこいつもいつもムリヤリなんだよ!!
まぁそれでも2人がやるなんて考えられないけどさ…

「…やるよ」
「…やってやろうじゃないですか」
「じゃ、ガンバレよ」





え゛…
マジで?
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