復活夢

□すれ違い
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¨絶対権力¨これは彼の為にある言葉だと思う

彼は…並盛中学風紀委員長

気に入らない…いや、群れている獲物がいればその風紀を律するため制裁を与える





「委員長、私カルネヴァーレです。何かお呼び…っ」

雲雀さんに呼び出しを受け急いで応接室の扉を開くとそこには、彼にとっては当たり前の風景に私さ思わず目を背けてしまった

「カルネヴァーレ、どこ向いてるの?僕はこっちだけど」

「く、首を寝違えちゃって…」

まさか彼の左手が掴んで離さない¨草食動物¨と呼ばれる人のボロボロになった姿が怖くてそっちを向けないなんて口が裂けでもって言えない

「そう…ー僕が治してあげる」

「あ…ちょっ…や」

もう後悔しても遅い
彼は何でもお見通し

私の声も虚しくいきなり頭に手が触れたかと思えば無理に相手の方を向かされた

「っ…あ!!」

「ほら、治った。それより…僕、凄く気持ちが高ぶってるから鎮めてくれない」

彼が私を求めるのはこれが初めてじゃない

別に私達は付き合っているわけでもなく…ただの先輩と後輩

そう…ただの¨シリアイ¨
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