呪われし血

□不穏
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今年も新入生が入学し組分けが始まり気付けば最後の一年生となっていた
「…スリザリン!!」

組分け帽子が高らかにそう叫ぶと一年生は嬉しそうにスリザリンの席についた
しかしリドルはそんな光景をさもどうでも良さそうに見つめていた


ー今年入って来る奴に僕の駒になれそうな奴は居なかったな…ってもう一人いるな。
あれは…日本人…かー


「新しく皆の仲間が来たので紹介する。Mr.##NAME3##・##NAME4##じゃ。
彼は今年から三年生として学ぶことになったが…ふむ、組分けをしなくては。さ、Mr.##NAME4##こちらに座り被りなさい」

校長に呼ばれてやってきたのは黒髪の男。

遠くて顔がよく見えないが、品のある物腰の柔らかそうな男だった。だが、何よりも目を惹いたのは彼の持つ¨力¨。


ーほぉ…強い。アイツが手元にいて損はなさそうだ。
問題は…寮…だなー


しかしリドルの思いは杞憂に終わり彼はスリザリン生となった。


ー取りあえず…どんなやつか…ねー


大広間での食事が終わりリドルは周りの取り巻きを振り切り##NAME3##に声をかけた


「えっと…初めまして。僕はスリザリンの寮長のトム・M・リドル!よければトムって呼ん…「触るな」


リドルの友好的な態度に彼は冷ややかに返すと
その場を後にした。

周りの者の反感を買ったのも知らずに


ーへぇ…面白い。この僕にあんな態度を…ねぇ…まぁいいさ。今ので周りから反感を買ったようだししばらくお手並み拝見といこうかなー
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