呪われし血
□「…にしてやわらけぇvv 食べちゃいてぇ」
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私…何故かまたホグワーツの生徒です。
事に至ったのは数時間前
ー回想中ー
「さて…と。これからどうしようかなぁ…記憶を戻さなきゃ元の世界には戻れない…か。てことはやっぱし、情報集め!!しっかし、どうやって集め…」
そう考えている私の元に届いたのは一通の手紙。真っ白なその手紙につづられたその言葉はあきらかに私に向けられたものだった。
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Dear 名無しさん・名無し
貴女が再び我学校に入学する事を許可する。
学年については3学年とする。
学用用品については…(以下略)
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「再入学とゆう事は、私…3年の時に居なくなった…のか。」
「あぁ、そうだぜ」
「だ…誰!?」
私が後ろを向けばそこには艶やかな黒髪でややつり上がりな瞳の男の子
彼は妖艶で不敵な笑みを浮かべていた。
「おいおい、ついさっきまで一緒にいたのにもうお忘れかよ…意外に傷つくぜ」
「あんたなんかしらんわッ!!てゆうか、この手はなによ!!放してよ。変態!!」
そう。
気付けば彼は左腕を彼女の腰へと回しがっちりと掴んでていた。
「酷い方だな。ココって名前までつけてくれたのにな。
にしても、やわらけぇvv
…食べちゃいてぇ」
「…ココ??ココってあの…ココ!?
きゃぁぁぁ///擦り寄るな!!」
取りあえずココを殴りその場を落ち着かせ話を聞いた。彼の話によると私は3年のクリスマスの日を境に謎の失踪をした…と。
「なるほどね。んで、それ以上の情報はもちろん…」
「あぁ…ご察しの通り。これ以上は俺からは話せねぇよ。さて、これからどうするんだ、ご主人様。」
そう言うと彼はやはり不敵な笑みを浮かべた。私は気持ち悪いと毒づきながらも内心頼もしくも感じる。
「もちろん。記憶を取り戻す!!そして…ハリーの元に帰る。何がなんでもね」
彼女の言葉に一瞬だけ、悲しそうな顔をするもそれに彼女が気付く事はなかった
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あぁ…やっぱしあなたは僕だけを見てくれない。
僕だけの名無しさんであって欲しいと思うのは罪ですか