呪われし血
□大変身☆
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目を開けるとそこは見知らぬ部屋だった。
「おはよう。名無しさんちゃん。」
「リドルお兄ちゃん…」
「ククッ…思い出したみたいだね。
今までどこに行ってたのかな??僕寂しかったんだよ」
「ど…う言う事??」
「へぇ…まだ完全に思い出してないみたいだね。
ふふっ…そんなにショックな事だったのかな??」
ズキッ
ーいっ…!!思い出すのが怖い…それより…ー
「ここは…秘密の部屋…??」
「ご名答♪
さすが僕の名無しさんちゃん…言わないでも分かってるんだね」
「誰があんたのなんかに!!
ぜったいに嫌!!ここから出して!!」
「ククッ…やっと戻って来たんだ誰が離すものか。
君が僕のになるまでここからは出さないよ。
そろそろ戻らないと怪しまれるから今日はこれ位にして帰るよ。」
リドルはそう告げると名無しさんの首筋にキスを落とした。
消えぬよう…濃く強く。それは名無しさんにとって呪印の様だった。
「ッ…!!!触らないで!!!
私は闇になんかに…あなたになんか屈しないんだから!!」
「酷い言い草だね…名無しさん」
そう言い残すとリドルは去って行った。