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□間接キスシリーズ
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「兵助っ!」
「ん?」


そう言って、兵助の部屋にあった豆腐のぬいぐるみを彼の唇へと押しやった。


「…えへへ」
「何だよ、いきなり」


彼はといえば、意味がわからないといった顔で。
実はぬいぐるみにキスして、その部分を押し付けてやったなんて絶対言ってやんない!
そう思って別にーと答えれば。
兵助が腕を伸ばしてきて、私の腕を掴み、そのまま引っ張られ彼の唇へとダイブする。
いきなり起きた事態に目をぱちくりさせる。


「嘘」


そして、混乱してる私に彼は意地の悪い笑みを浮かべる。


「キス、したかったんだろ?」


そう言われて、知ってたのか!と思うと同時に顔が火照る。
真っ赤になってるのが自分でもわかる。


「っっ!」
「言えよ。ちゃんと」


耳元で、キスしてやるからさ、なんて言われれば胸の鼓動は一層早まって。


「バカヤロウっ」


そういうのが精一杯の照れ隠しだった。






間接キス・久々知ver



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久々知のイメージは可愛い面とカッコいい面の両面持ち。
なので、今回はカッコいい方で。
豆腐のぬいぐるみは某豆腐です。
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