パラレル-

□それはある日の素敵な接触
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***


シャンクスを追っ払って意気揚々と寝床に潜り込んできたサンジが、自分を繁々と見つめて不思議そうに首を傾げた。

「…?あんた、なんかご機嫌だね?」
「そう見える、か?」
「うん。尻尾がさっきからソワソワして落ちつかねぇし、あんたの俺を見る眼がクソ柔らかい」

何かイイことあったの?
じっと眼の奥を覗き込んでそう尋ねてくるサンジの眼差しも、酷く柔らかくて、優しくて。
ゾロは珍しくも頬を緩めてサンジに笑いかけると、返答を待つサンジの耳元に「…秘密だ」と囁いた。
途端、サンジがムゥっとムクれて恨みがましく見つめてくる。
予想通りの反応にククッと笑って、ゾロはこれまたやっぱり珍しくも自分から、労わるようにサンジの口元をぺろりと舐めてやった。

「ゾロ……」

わかりやすすぎるくらいわかりやすく、一瞬にしてとろりと蕩けそうな笑みを浮かべたサンジが、甘い声で名を呼んでくる。
鼻先を耳に摺り寄せ、そのまま耳の中を舐ってくる舌に脳髄を蕩かされながら、ゾロは素直に心地よさに喉を鳴らして、愛撫にも似た甘いグルーミングに身を任せた。




It is kitten good night. Please have a good dream!




…and ,Thank you for 220,000 hits!!











END
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