小ネタ

□COLOR'S WONDER LAND
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あるとても天気のいい日、アリスは木陰で本を読んでいました。
すると、目の前を時計を持ったうさぎが走っていくではありませんか。
アリスはとても好奇心旺盛な子だったので、うさぎを追いかけました。

うさぎを追い掛け、穴の中へ・・・。

***

ゴ「で、オメー誰だ?」

シ「貴様こそ誰だ。」

ゴ「俺か?俺はゴールドだ。」

シ「・・・シルバー。ところでここはどこだ?」

ゴ「さぁ?俺はうさぎを追ってきただけ・・・・・・これ扉か?」

シ「みたいだな・・・ハート、ダイア、スペード、クローバー・・・トランプの柄?」

ゴ「赤に黄色に青に緑・・・派手だな・・・;;;」

シ「なんか書いてあるな・・・・・・消えかかってて読めない・・・。」

ゴ「とりあえず入ってみようぜ。」

***

こうして2人の冒険は始まった。









扉を開けるとそこは森の中でした。
行く宛もなく歩いていると、どこからともなくいい匂いがしてきました。
匂いを頼りにさらに進むと、そこは華やかな飾り付けが溢れるパーティー会場でした。

***


?「いらっしゃいませー。」

?「あれ?見ない顔だね?どこから来たの?」

ゴ「あ、初めまして。俺ゴールドっていいます。コイツはシルバー。ウサギを追いかけていたらここに来たんです。」

レ「俺は帽子屋のレッドだよ。」

イ「僕は4月ウサギのイエローです。立ち話もなんですし、お茶やケーキはいかがですか?」

ゴ「いいんすか!?俺腹減ってて。」

イ「そちらの方もどうぞ。」

シ「・・・ありがとうございます。」
イ「瞳の色が金と銀なんですね、だからゴールド、シルバーって名前なんですか?」

ゴ「そうっす!!!」

レ「で、君達はウサギを追ってきたんだよね?じゃあ外の世界から来たんだね。」

ゴ「外の世界?」

レ「扉をくぐってきただろう?あの扉からコッチは別の世界。本当の世界じゃない。」

ゴ「へー・・・。でももうウサギにも飽きたし、帰ろうかなって思うんスよ。」

シ「同感だ。」

レ「帰れないよ?」

ゴシ「「え?!」」

レ「扉は中から開かない。だから帰れない。」

ゴ「まじかよ・・・。」

シ「・・・ずっとここにいるのか・・・?」

レ「まぁ方法がないわけじゃないけど。」

ゴ「なんスかそれは!?」

レ「ハートの王様に会うこと。」

シ「ハートの王様?」

レ「この世界にはハート、ダイア、スペード、クローバー の4人の王様がいる。彼らはとても謎だらけなんだけどな。だからハートの王様なら帰る方法を知っているかもしれない。」

シ「つまりソイツを捜せばいいんだな。」

ゴ「よし!なら善は急げだ!!!ごちそうさまっした!!!」

レ「おぅ、頑張れよ。」

***

赤の瞳のレッドと黄の瞳のイエローとの出会い。

ひらひらと手を振るレッドと別れをつげて、二人はさらに深い森の中へ入っていった。

***





ゴ「で、どうやって捜す?」

シ「とにかく歩くしかないだろうな・・・・・・おいゴールド。」

ゴ「ん?」

シ「あのウサギだ。」

ゴ「え!?」

?「遅刻だ遅刻ー!!!」

ゴ「本当だ。」

シ「追いかけるぞ。」

ゴ「おう!!!」





ゴ「そこのバカウサギ待てー!!!!!」

パ「な!?馬鹿!?オレはパールだ!!!」

ゴ「どーでもいい!!!とにかく待てー!!!!!」

パ「うわぁぁあ追いかけくんなぁぁぁー!!!!!」



ゴ「し、城・・・?あ、あいつ、中に、入った、よな?」

シ「あぁ、しかも城、だ、王様とやら、が、いるかも、しれない。」

ゴ「入るぞ!!!」





ゴ「お、お邪魔しまーす。」

シ「挨拶してどうする。」

?「いらっしゃいませー。」

シ「返事するのか!?」

ゴ「あのーウサギ来ませんでしたか?」

?「パールの知り合いですか〜?パールは今 上の方にご報告をしていますよ〜?」

ゴ「あの、その上の方って、めっちゃ位が高いっスか?」

?「はい、とっても!」

ゴ(ビンゴだよな?)

シ(あぁ、とにかくなんとかして会わせてもらおう。)

ゴ「あの〜俺達その人にも用事が・・・。」

?「そうなんですか〜?じゃあどうぞ〜。」

ゴシ((警戒心ねぇ))

?「ところでお名前は?」

ゴ「ゴールドと。」

シ「シルバーだ。」

ダ「おいらはダイアモンド〜この城のトランプの兵だよ。」







ダ「失礼します〜面会希望の方が2名いるんですが〜・・・。」

パ「ダイア・・・勝手に他人を城に入れるなって・・・。」

ダ「だってパールの知り合いだって〜。」

パ「知り合い?っておまえらかぁぁぁ!!!!!」

ゴ「よ!ウサギ。」

パ「なんだってんだよ!!!俺なんかしたか!?」

ゴ「別に。ただこの城の主に話を聞きたいだけだ。」

パ「話?」

シ「あぁ、帰る方法をな。」

パ「・・・・・・話すだけだな?」

シ「あぁ。」

パ「・・・・・・そしたらもう追っかけてこないか?」

ゴ「おぅ。」

パ「・・・特別だからな。」

ゴシ((よしっ))





パ「面会の方を連れて参りましたー。」

?「通しなさい。」

ゴ「失礼しまっす・・・。」

シ「・・・あなたが・・・。」

パ「そうこのお方こそ、この城の主、プラチナお嬢様です。」



ゴシ「「・・・・・・。」」



ゴ「お嬢様!?!?」

シ「ハートの王様じゃないのか・・・。」

ゴ「しかも王様ですらない・・・。」

プ「あなたたちはハートの王を探しているのですか?」

シ「はい、帰る方法を教えてほしくて・・・。」

プ「そうですか・・・残念ながら王のいる場所はわかりません。むしろ、王達の素顔を知っている者も少ないでしょう。」

シ「そうですか・・・。」

プ「この森をさらに進むと花畑にでます。そこの者なら何かしっているかもしれません。」

ゴ「本当っスか!?」

シ「ありがとうございます。」

プ「いえ、お気をつけてくださいな・・・。」


***

金剛石の瞳のダイアモンド、真珠の瞳のパール、白金の瞳のプラチナとの出会い。


新たな情報を得た2人は城に別れをつげ、森をさらに進みました。

***





ゴ「うわスッゲェ・・・・・・」

シ「花だらけだな・・・」

?「そこのお2人さん、何かご用ですか?」

ゴ「誰だお前は!?」

ル「僕はこの花園の主、紅の薔薇ルビーさ。それにしても君達とてもcuteだね。僕の花園によく似合う。」

ゴ「う・・・なんだコイツ・・・。」

シ「お前が城の者が言っていた奴か・・・単刀直入に聞くが、ハートの王様の居場所を知っているか?」

ル「ハートの王様?知らないなぁ・・・でも別の王様なら知ってるよ。」

シ「そいつでもいい。居場所を教えてくれ。」

ル「もちろんいいよ。ただし・・・。」

ゴ「ただし?」

ル「この服に着替えてくれないかい?きっとあなたに似合うと思うんだ。あ、あなたはコレ・・・いやこっちがいいかな?」

ゴ「な、なんだ・・・?」

ル「僕は美しい物が好きなんですよ。着替えてくれたらお教えします。」

シ「く・・・やむおえないな・・・。」

ゴ「なんかスゴク嫌だ。」



〜数分後〜



ル「わぉ!!!とてもBeautifulですよ!!!」

シ「あ、足が・・・。」

ゴ「しかもお揃い・・・?」


***

説明しよう。
今までの2人の服装は年相応な男の子服だったが、ルビーのくれた服は青いひらひらしたスカート(しかもお揃い)ぷらすリボンだったのだ。

***


ゴ「これで行けと・・・?」

ル「はい、きっと皆さん女の子相手のほうが優しいですよ?」

ゴ「言い訳にしか聞こえない。」

シ「とにかく王様の居場所を教えてくれ。」

ル「そうでしたね。この花をどうぞ。この花が居場所を教えてくれます。」

ゴ「どうやって?」

ル「ただ歩けばいいんです。そうすればわかります。」

シ「・・・なんか騙された気がするな・・・。」

ゴ「一応サンキュー・・・。」

ル「はい、お気をつけて♪」


***

紅玉の瞳のルビーとの出会い。

ルビーに別れをつげ、2人はさらに歩いていった。

***
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