10年経て
□バズーカ!!
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月日は経ち、9月になった。
幼馴染の綱吉の家が最近やたらと騒がしい。
何故か爆発音がする。
それとなんか、子供の声。
お母さんによると、綱吉に住み込みで家庭教師を付けたらしいけども.....どうも不思議だなぁ?
ダメツナくんだから相当スパルタなのか.....。
ドカーーーーーン!!!
「わ!なに!?」
私は綱吉の部屋の様子を見ようと窓を開けた。
「ぐぴゃ!?」
「ぎゃ!」
「ランボ!!!!」
牛柄の男の子が綱吉の部屋から吹っ飛んできて私は男の子ごと倒れた。
「やべーよ!ランボがじみこの部屋に飛んでっちゃった!」
「じゃあ次の問題な」
「リボーン!!!」
綱吉達の会話が丸聞こえだ。
「うわぁぁああぁぁあ!」
牛柄の男の子が私の腹の上で何か取り出して、何かを発射した。
え?私もしかして、死ぬ????
−−−−−−−−−−
「おや」
「.....!?!?」
気がつくと、私は男に押し倒されていた。
「もしかして、10年前のじみこ?」
「え.....」
雰囲気違うけど、この顔、、、知ってる。
「ひひひひひひひひ雲雀さん!?!?」
髪が短く、私が知ってる雲雀恭弥より少し大きく声も低い。
っていうかこの人、私の事を10年前のって言った....?
「まあ、若いじみこでもいいか」
と言って雲雀恭弥は私にキスをした。
「ちょ!」
私は必死に押し退けようとするがビクリともしない。
「あ、もしかして」
雲雀恭弥はニヤリと笑って、
「初めてだった?」
と言った。
「へ、変態!!!!」
私は拳をグーにして雲雀恭弥の顔面を殴ろうとしたら簡単に止められた。
つ、、、強い、、、!!
「そうか、10年前の今頃ってまだ出会ってすぐだったね。どう?10年前の僕は」
「何を訳の分からない事を....!!」
「よく考えてみて。何で君が10年後の僕に今こうされてるか」
「分からないですよ!」
雲雀恭弥はハァーとため息をついて、私から離れた。
そこでようやく視界が開け、ここが和室だと言うことが分かった。雲雀恭弥は着物を着ている。
そして彼は私がみたことない機械を持ってきて、写真を見せてきた。
「僕と君は結婚したんだ」
「!!」
そこに写っていたのは、花嫁の格好をした大人びた自分だった。